NAMESAKƎ × JACKET ネイムセイク × JACKET
NAMESAKEは、2020年に台湾で設立されたストリートウェアブランドで、創設者であるリチャード・シェイ氏(Richard Hsieh)、マイケル・シェイ氏(Michael Hsieh)、スティーヴ・シェイ氏(Steve Hsieh)の3人が共同で設立しました。このブランドは家族のルーツをテーマにし、台湾、日本、アメリカなどの文化的要素をデザインに取り入れています。NAMESAKEのデザインは1990年代のバスケットボールへの愛情や、漁師であった父親が着用していたワークウェアからインスパイアされており、レトロフューチャーなスタイルが特徴です。これにより、スポーツやストリートカルチャーとの融合が際立っています。
25AWコレクション「AFTERNOON」は、家族、記憶、成長というテーマを静かに紡ぐような衣服群です。デザイナー Steve Hsieh は、自らの兄弟と両親との関係性、そして幼少期に過ごした風景を回想しながら、服を世代を超えた時間の容れ物と見做しました。父と子が湖畔で共有するひとときのイメージは、静けさと信頼、そして無言の絆を象徴的に浮かび上がらせます。コレクションには、イタリア、日本、台湾、インドといった地域産テキスタイルを軸に、ウール、コットン、リサイクルポリエステル、ナイロンなどを交えた素材が採用されています。ハリントンチェック、フランネル、水面の波紋パターンなど自然や水辺の揺らぎを視覚に落とし込み、素材と柄の重なりが穏やかな余白を生み出します。シームレスショルダー構造やスカーフのようなドレープ使いは、形式と柔らかさの調和を追求する技法として配置され、服そのものが時間性を帯びた表現体となっています。また、モチーフ的には、ブータンの国技であるアーチェリー(射箭)が参照され、集中力や調和、的を射るバランスといった抽象性を象徴。スポーツウェアの要素をテーラリングと交錯させることで、機能性とエモーションを共存させる構成にも挑戦しています。「AFTERNOON」は、静かな語りを持つコレクションです。過ぎ去った午後の薄明、家族の気配、世代と記憶の重なり。NAMESAKE は、この季節においても、ファッションを通じて“時間”を感じ、纏う者の物語を映す表現世界をさらに深めています。
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